皆さま、アロハ!
変わりなく健やかにお過ごしでしょうか。
今日は、ハワイの独立記念日(Lā Kūʻokoʻa)です。
1843年にイギリスとフランスから正式にハワイがひとつの国であることが承認され、それ以降、ハワイ王国が転覆するまで祝日としてお祝いされていました。
また現在でもこの日をハワイの祝日にすべき、という運動が高まっています。
サンクスギビングの次の日が、Black Friday(ブラックフライデー)といわれ、今日の土曜日はSmall Business Saturday(小ビジネスの土曜日)といわれ、現在のコマーシャリズムに乗せられている間のある時期です。
それはそれで、アメリカの慣習だから、良いとして(乗るか乗らないかは個人の判断ですが・・・)、やっぱりハワイにいる以上、このハワイの独立記念日の存在に敬意を払い、制定されたバックグラウンドを知る義務があると考えています。
個人的なことをいうと、私、大学でスピーチの授業でこのLā Kūʻokoʻaを議題にスピーチをしたことがあり、ちょっと思い入れもあります。
そのときに使った資料がこんな感じ。
ハワイ大学のモットーにもなっているフレーズ Ua mau ke ea oka 'Āina i ka pono と、Kaulana nā pua の歌詞を引用して発表しました。
カメハメハ3世(Kauikeaouli) はハワイが外国から侵略されることを予測して、ヨーロッパに外交団を派遣して独立を認めてもらえるようはかりました。
彼がオアフ島で1843年に初めてスピーチで発したのが、先の Ua mau ke ea oka 'Āina i ka pono (正義によって大地は生き続ける)というフレーズが、その後のハワイ独立運動、あるいはハワイのスピリットを象徴する概念になっています。
真のハワイアンが、強く熱い決意をもってハワイという国を守っていこうとする、とてつもないエネルギーを持った言葉です。
ここでĀina(土地、国)という言葉についてもちょっと私感を書いておくと、Āina(アイナ)は単に「土地、地面」のことではなく、物質的には自分たちの身体、そして周囲の自然、すべての生命の未来、人生や歴史、といったような、つまりは、自分を取り巻くすべてのもの、神羅万象のことを指しているといえます。
だからこの言葉の意味はとても重い。
Pono(ただしいこと、バランスを保ったもの、真理、正義)があれば、いつだって大丈夫。
国を守るとか、独立宣言とか、そういう形に見えること以上に、この言葉からハワイアンの真の精神性を感じることができると思っています。
街のお買い物モードの様子をみながら、心の奥でハワイの独立記念日をお祝いしています。
皆さんも良い1日をお過ごしください。
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