カウアイ島で民俗植物学を学ぶ 終日ツアー
民俗植物学とは、英語でEthnobotany(エスノボタニー)といい、Ethno (民俗)とBotany(植物学)を合わせた造語です。人々の生活の中に植物がどのように役立てられていたか、を学びます。そして植物を知ることで逆にその時代の生活様式や文化・伝統を知ることができる、とても興味深い学問なのです。
私個人も、ハワイ州立大学カウアイ・コミュニティカレッジでこのEthnobotanyを学び、古代ハワイの人々の叡智、植物に対する尊敬の念など、深く感銘を受けました。好きだった科目のひとつです。
カウアイ島のノースサイド、リマフリにあるNational Tropical Botanical Garden: Limahuli Garden(リマフリ・ガーデン)を、この民俗植物学の要素を織り交ぜながらご案内いたします。ハワイ文化に惹かれる方、フラをなさる方、伝説やお話好きの方、単に植物やお花が好きな方にはきっと楽しんでいただけると思います。
Tour route 01
リマフリ・ガーデン
ナショナル・トロピカル・ボタニカル・ガーデンは、カウアイ島に3ヶ所あります。それぞれに役割も雰囲気も違うガーデンですが、なかでも、北に位置するリマフリ・ガーデンは、私が島の中で1番好きな場所です。
リマフリのアフプアア('Ahupua'a)、古代ハワイの土地の循環型生活区分を今に伝えるこのガーデンで、ガイドブックの翻訳にも関わらせていただいたガイドが、ハワイ文化と植物のお話をさせていただきます。
Tour route 02
サーフタウン・ハナレイ
リマフリは、北の街ハナレイを少し超えたところにあります。ガーデンを歩いた後は、ハナレイの美しいビーチでゆっくりと過ごしたり、オールド・ハナレイ・タウンでショッピングをしたり・・・ノースショアを満喫しましょう。
静かなビーチで貝拾いをしたり、サーフレッスンを受けたり、ご希望に合わせてアレンジ可能です。
Tour route 03
タロイモ畑
ハナレイは、今でもタロイモ畑(タロパッチ)が多く残っています。タロはご存知の通り古代ハワイの人々の主食で、ハワイではとても大切にされている作物です。
タロパッチのお世話をすることは、ハワイの人たちにとって大事なこと。ガイドも月1で参加しているコミュニティ・ワークデー(ボランティア)にも、日程が合えばぜひご一緒しましょう。